今日もエンターテイナーに生かされている

流行にはワンテンポ遅れて乗るタイプ

隔離生活中に見ていた色々なもの

 実はコロナに感染していました。症状有りのほうです。10日間の自宅待機を経て、今は無事に社会復帰を果たしています。一緒に住んでいる家族は幸いなことに陰性だったため、私だけが自室で隔離生活をすることになりました。

 私の部屋にはテレビがあります。でもアンテナ線を差すところはありません。なのでテレビ番組は見れませんが、Fire Stick TVとBlu-rayレコーダーが接続されています。もはやモニターとしての役割しか果たさないこのテレビを相棒とし、私は10日間の隔離生活を乗り切ることができました。私と相棒が過ごした10日間、果たしてどう過ごしていたのか、という記録です。コロナ療養記録ではありません。半分以上がジャニーズではないものですが、見ていた時系列通りに記録を書いていきます。

 

『V6そういえば、これやってなかったな旅』

 症状が出てとにかく倦怠感と喉の激痛に苦しんでいた時に見ていたものです。推しとはこういう時にとても大事な存在なのだと痛感しました。これはV6がどんな時間を過ごしてきたのか、が詰まっているとてもハッピーになれるロードムービー+とにかく自由に、上手いも下手もひっくるめてゴルフを楽しんでいる6人の特典映像です。そしてその中で、長い間一緒に仕事をしてきたスタッフさんとの関係性も垣間見ることができます。V6最後のオリジナルアルバム『STEP』に収録されていますが、感動演出一切なし!とにかくゆるーく6人が遊んでいます。ぐったりとしてダメージのでかかった私の精神にス――っと入り込んでくれるそんなバラエティ番組です。


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『Very6 BEST』

 これを見ていたときも倦怠感で動けませんでした。ベッドの上で眠気と戦いながら、いつ来るか分からない各所からの着信を待ち続けるという一番の関門にぶち当たっているときでした。寝てしまいたいのに、着信を取れなかったらせっかく待っている順番が後回しにされるのではないかという恐怖で、とにかく寝たくなかったのです。そこで、Very6 BEST あなたのお名前盤に収録されていたMV集をとにかく1日中再生させていました。『MUSIC FOR THE PEOPLE』から『Full Circle』まで。あんなにあどけなくて初々しかったカミセンが、着実にダンスの実力をつけてトニセンと並んでもちゃんと同じグループだと思わせるまでに成長する。トニセンももちろんですが、このMV集はとにかくカミセンの成長物語が詰まっています。しんどい頭でそんなことを考えながら着信を待ち続け、どうにか1日ですべての手続きを終えた私は、MVを再生させたままぐっすり眠ることができました。。

 

『S.I.N NEXT GENERATION』

 これは書くか迷ったのですが、でも私の大きな支えになっていたので書くことにします。トニセンの冠ラジオ、通称:ネクジェネ。毎週ラジコでリアタイしている私のお気に入りの番組です。だけどその日、私はあまりの倦怠感にリアタイすることを忘れていました。深夜2時、解熱剤を飲んでちょっとだけマシになっているタイミングで、聞いていないことに気付いた私はラジコのタイムフリーで再生させました。床に寝転がりながら。この番組では”ふつおた”というリスナーの悩み相談が主になっているコーナーが2枠あります。2枠目のふつおたは、最初の枠より少し長めです。そこでお便りが読まれていました。・・・ん?だから読まれていたんです。メールが。はい、それは紛れもなく私のメールです。父親の皿洗いが雑で困っているという、身内の割とどうでもいいと言えばどうでもいい、だけど私にはストレスの大きな原因となっているこんな家庭問題。「どうでもいいよ!」と私なら一言で終わらせてしまうくらい、他人にとってはどうでもいいこと。でもトニセンは違います。そんなこと言いません。だってトニセンだから。私がもう7年も惚れ続けているトニセンだから!!こんなどうでもいいメールに井ノ原くんが「なんて気の利く娘さんなんでしょうね」と言ったこの瞬間、この言葉で私はもう父の雑な皿洗いをすべて水に流そうと思えました。そう決めました。トニセンが私のこの悩みについて約10分もトークしてくれました。私にとって大好きで憧れで理想の大人、それがトニセンです。嘘かと思いました。これは弱っている私の幻聴ではないかと。今でも半分嘘のような気がしています。でも多分嘘じゃなさそうなので、録音した音源を心が沈みそうなときに何度も何度も聞いて支えてもらっていました。タイミングが最悪で、でも最高なタイミングで読まれた私のメール。一生忘れない出来事になりました。

 

『ABEMA Morning』

 私はいつも朝起きるとテレビを点けてニュースをチェックします。夕方や夜にニュース番組は見ないので、朝のニュースで昨日の出来事をチェックするのです。でも隔離生活になってこの習慣ができなくなりました。朝起きてテレビの電源を入れてもFire TVのホーム画面が出てくるだけで生放送のニュースは放送されません。つまんないなぁと思いながらもしょうがないので色んなアプリを徘徊していると、Abemaで朝の生放送ニュース番組を見つけました。ニュースをチェックすることはもちろん、「朝だ!」と脳に気付かせることができたことが何よりの気持ちの切り替えになりました。ネットの生放送なんて今まで知らなかったけど、これはありがたいコンテンツだと思えました。そりゃテレビいらないって思う人が増えるわけだよな。。。

 

『dele(ディーリー)』

 この辺りにになると倦怠感も発熱も収まり在宅勤務を再開させていました。といっても完全復帰はまだしんどかったし、会社の理解も得られていたので最低限の仕事だけ。しっかり定時に終わってその後は自由時間、さすがに暇なのでアマプラ徘徊というものをしているときに見つけたドラマです。思えばこのドラマとの出会いが今の沼のすべての始まり・・・。

 レギュラーキャストに山田孝之さん、菅田将暉さん、麻生久美子さんという豪華さと、その3人だけというシンプルさ。そして1話完結のストーリーが面白かったのです。ありきたりな言葉しか出てこないもどかしさがありますが、とにかく面白かったです。会話とストーリー展開のテンポの良さが私にとって心地よいものでした。そして見進めていくにつれてハマってしまったのが山田孝之さんの淡々とした演技です。山田孝之さん演じる坂上圭司は、普段は感情的にはならないけれど、その淡泊さの中にも自分のやりたいことがはっきりしている素直さも持っている、そんな性格です。一言で表すなんて到底無理な話ですが、この演技に私はすぐに虜になりました。そして山田孝之さんの他の作品も見てみたいと思うようになったのです。

 

『バーチャル高校野球

 このあと山田孝之さんが出演されていた作品を見漁る生活が始まるのですが、その前に。私は野球も大好きです。ジャニーズが非日常の好きなことだとしたら、野球は私の日常で好きなことです。そんな私の隔離生活中に高校野球の選手権大会が開幕しました。高校野球が始まると、第一試合から第四試合が終わるまでず―――っと中継を点けっぱなしの我が家。だけど隔離されている私の部屋にはテレビアンテナが無いので中継が見れない。そこで大活躍なのが「バーチャル高校野球」というコンテンツです。ABCテレビの放送をスマホで配信してくれるこのサイトをFire TVで映して高校野球を部屋でも楽しむことができました。高校野球ファンにはおなじみのこのコンテンツですが、そうじゃない人にも気軽に見てほしいと思っています。熱戦はまだまだ続いていますよ!

 

『勇者ヨシヒコ』シリーズ

 そりゃここに行き着きますよね。Netfrixを契約していればきっと『全裸監督』にいっていたのかな。アマプラで『dele』を見終えると、すぐにオススメに出てきたのがこの『勇者ヨシヒコ』シリーズ。知っていました、もちろん。放送されていたときにかなり話題になったことを覚えていましたから。でも3シリーズも放送されていたとは・・。

 初めて見たときに「なんだこのドラマ(笑)」と思った事を正直に書いておきます。こんな民放ドラマありなのか!?と。でも回を重ねていく毎に、その巧みな構成に気付きます。専門的なことは書けませんが、30分に見えないのです。①盗賊と対戦する導入、②OP、③仏との対話、④村に到着しミッションをクリアする、⑤ED。①、②、③だけでけっこうお腹いっぱいになります。体感的にこれで30分なのですが、メインはこの先。全部見終えると50分くらい経ったように思えます。でも時計を見るとちゃんと30分しか経っていないのです。1話で充実感(?)いっぱいになるこのシリーズ、2作目まで計23話をたった2日間で見終えてしまいました。3作目がラストかと思うと名残惜しく、あれだけのハイペースを落として今は1日1話にしています。でもあと5話で見終えてしまう。。。私の中の「よしひこ」は今まで井ノ原くんだけだったのに、今は快彦とヨシヒコが頭に浮かびます。

 

闇金ウシジマくん

 これもまた行き着くのは必然です。と言ってもまだ1話目しか見れていません。1話目はAbemaで無料配信していましたが、ウシジマくんが全話見られるのはレンタルかdTVです。これを契約するかどうかかなり悩みました。悩んだ末に、興味あるものはとにかくお金をかけてでも見る!と自分への投資のつもりで契約をしました。契約した矢先、地上波で再放送がされていることに気付いた少し複雑な気持ちは、「でも再放送はシーズン1だけだし!dTVはシリーズの映画まで見れるし!他の昔の連ドラとか見れるし!セカチュー見れるし!!」という強がりで隠すことにします。(その後セカチューもBSで再放送中だと知り、もっと複雑になりました。)

 今までこの類はほとんど見てこなかった私。こういったバイオレンス系(?)はヒメアノ~ルしか知らない私。なんだかワクワクしてきました。ジャニーズにはない、一人の俳優さんを通して振り幅の大きな様々な作品を見ることができるこの凄さ、また私の人生がちょっとずつ変化しようとしています。

 

 

 ・・・とまぁ、こんな日々を10日間過ごしていました。自分の興味にはとことん従って生きていきたいと思えた隔離生活でした。10日間も自室から出られない生活をしても「外に出たい!」と一瞬たりとも思わず、「なんだかんだ楽しかったな」と振り返りながらこの記事を書いています。だからと言って、コロナに罹るとかなりしんどいことは確かです。どうか皆さん、もう充分気を付けられているとは思いますが、ご安全に過ごしてください!