今日もエンターテイナーに生かされている

流行にはワンテンポ遅れて乗るタイプ

舞洲冒険記〜帰宅難民編〜

初めてのVリーグ観戦、野球がスポーツ観戦の基準だった私には新鮮な光景ばかりでした。。
そんな記録の続きです。

前編はこちらから↓

 

vvvgourmet.hatenablog.jp

 

 
15時頃 退場

会場を出たところに設置されていた等身大パネルで友人と写真撮り合って盛り上がり、まだ販売していたグッズ売り場に一目散に向かいました。

タオルは野球グッズを大量に持っているので買うのはやめ、色々迷った末に大塚選手のレザー調キーホルダーを購入しました。

「すっごい楽しかったな!」「また絶対行こな!」とはしゃぎながら会場を後にします。

 

キャッキャしながらバス停を探そうとすると探すことすらさせてくれませんでした。朝の光景を忘れていました。目を見張るほどの大行列です。

慌てて見つけた行列の最後尾に並ぶも、この列がどこを経由してどこに向かうバスを待っているのかも不明でした。
よく見ると私達が並んでいる行列の後方にも別の行列ができていました。あっちの列とこの列、違いは何・・・?

もう何が何か訳がわかりません。周りに警備員さんもいないので、誰にも何も聞けません。

そんな状況で時刻表も確認できず、走行ルートも確認できず、走っているタクシーも見当たらない不安だらけの中並び続けました。。。

 

 

15時30分 舞洲を徒歩で脱出することを決意

30分は寒空の下を並んでみました。
しかしこの30分の間、1本もこの列の先にバスが到着しませんでした。

ここから離れられるありとあらゆるルートを調べましたがいいアイデアが思いつかず、この選択が最善だと二人で結論付け、行列から離れることにしました。

目標を「日没までに電車に乗ろう」と決め、バレーボールと同じようにポジティブにハイキングを始めました。

 

「確か此花大橋を渡るはず」と以前歩いて帰ったことがある友人が教えてくれたのですが、どうやらその後、此花大橋で工事が始まり徒歩通行が禁止になった模様です。
仕方ないのでその奥にある常吉大橋まで迂回することに。

本当はここんな感じのルートを歩きたかった

30分長く歩くこのルートで帰ることにした

お店はコンビニくらいしかなく、物流施設や工場しかない道をトボトボ歩きました。

歩く決断をした人たちがまばらに同じ道を歩いている光景に、まるで帰宅難民の気分でした。

 

 

16時 バス停発見

20分ほど歩いたところで人が列を成している場所に行き着きました。

どうやらバス停に並んでいるようです。
正直もう並ぶのは勘弁してほしかったのですが、とりあえずバスの詳細を確認することにしました。

するとどうやらこのバス停は「常吉臨港緑地」というバス停で、あと10分ほどで次のバスが到着する模様、そしてこのバスの行き先はなんと天下の大阪駅
しかも人で溢れかえっていた舞洲は通ってこないルートを走り、このバス停が始発から2つ目の停留所!!

もう私達には奇跡としか言いようがない出会いでした。
(もっと範囲を調べていれば知れたのでしょうがね…)

友人と二人で顔を見合わせて「並ぼう!これ乗ろう!!」と決断しました。

まだ私達の前に10人ほどしか並んでいなかったのも運がよかったです。

ピンクの印付近が「常吉臨港緑地」停留所

この100mほど後方に始発の「北港ヨットハーバー」というバス停があったので、そこまで戻れば確実に乗れたのですが、バスに乗れる気持ちで居る私達にもう歩く選択肢はありませんでした。

 

 

16時15分 バス乗車

バスが定刻通りに到着しました。
西日を背に受けて走ってくるバスを見て、神の到着だと拝まずにはいられません!
しかもバスの中はガラ空きではありませんか!!
これには並んでいた人たちから軽く歓声が上がるほどでした(笑)
みんな思うことは同じですね。。

空いていたバスに乗り込めたので友人と二人で座ることができました。最高の気分です。

おそらく、到着したバスを見つけた徒歩民が急いで乗り込んできたのでしょう、私達のあとに20人ほどが乗り込んで、結局出発する頃には朝のような満員になっていました。

あとで調べて知ったのですが、このバスも1時間に2本しか走っていないようで、私達が調べもしないで10分前に到着できたのはかなりラッキーだったようです。

 

 

17時過ぎ 大阪駅到着

バスの運転手さんが「大阪駅周辺は混雑しますので、お急ぎの方は西九条で下車してください」と親切にアナウンスしてくださいましたが、私達は疲れ果てていたため大阪駅まで乗車することにしました。

西九条で降りると、ユニバ客と遭遇してしまい、また人混みの中を掻き分けなければいけないのもしんどそうだと判断しました。

 

大阪駅に到着した頃には日もほとんど落ちて暗くなっていましたが、帰ってこれた達成感と自分たちの判断力に拍手をし、お互いを褒め称えました。

行列のバス停を離れる決断、歩く決断、想定外のバス停でバスを待つ決断。

生きていく上で必要なのは決断力。そしてその決断を下せるよう背中を押し合える仲間の存在です。

素晴らしい経験でした。

 

 

最後に

おおきに舞洲アリーナ、会場は広くてきれいで過ごしやすい環境でした。
座席にもクッションが着いていて、客席とアリーナの距離も近すぎるくらい。

だけど交通手段が無さすぎます。
多分行ったことのある人たちが何回も何回も声を上げているでしょうが、バスが少なすぎです。

1回で数十人しか運べないバスが、1時間に数本しかないなんて、ここは本当に大阪か!?と思ってしまいます。

しかもそのバス停には係のスタッフさんなども立っていないので、自分でなんとか調べて何に乗るか判断しなければなりません。

駐車場は広そうだったので、可能ならば自家用車で行くのがベストだと思いました。
それが難しければ、行きは十分時間に余裕を持つこと、帰りは最終手段として1時間以上歩く覚悟を持つことが大事です。
リッチに行くならタクシーを駅〜会場で予約しておくのも手ですね。

あのまま会場前からバスに並んでいたら、乗れたのは17時頃だったんじゃないかな。。。

 

交通手段さえ満足できれば、100点の1日でした。
冒険みたいで楽しかった、ということにしましょう!