今日もエンターテイナーに生かされている

流行にはワンテンポ遅れて乗るタイプ

大阪の図書館の一角に

出勤時間でいつも本を読んでいます。15分に1本しか電車が無いので、朝と夕方で合わせて60分くらいは読書の時間を取れています。

今ハマっているのは恩田陸さんです。恩田さんの作品を読み切るのが目標です。2週間に1~2冊ですが自分の中ではハイペースで読んでいるので、本はほとんど図書館で借りています。この街に引っ越してきて早4ヶ月、一番訪れている施設が図書館です。地元の図書館も通い詰めていました。図書館ラブです。

先日、図書館に行ったとき、エントランスに飾られていた小学生の習字がふと目に入りました。
太筆で大胆に書かれた「人生」という作品の隣に、筆の先端だけ使って書いたんだろうなと思われる作品、そこに書かれていた「おこのみやき」の文字。

たった六文字で肩の力が抜けました。おこのみやき。好きな食べ物だったのかな。昨日の晩ごはんだったのかな。ふと匂いがしたのかな。見上げた雲がおこのみやきの形をしていたのかも。朝お母さんから「今日の晩ごはんはお好み焼きにするから早よ帰っといでや!」って言われた可能性もある。それが楽しみで楽しみで習字の時間に書いてしまうほど高揚感を感じていたのかもしれないな。人を幸せにする六文字、「おこのみやき」。