今日もエンターテイナーに生かされている

流行にはワンテンポ遅れて乗るタイプ

『ザ・ミュージックマン』観劇の日に・・・

5月13日、いつもと同じようにアラームに起こされ半開きの目でスマホを開いて、目覚めと同時にTwitterをチェックしていました。よくない習慣だと分かっていながらやめられません。
明け方に発表されていた菊田一夫演劇賞のニュースを読んで頭が一気に目覚めました。

www.fujitv-view.jp

坂本昌行さん、菊田一夫演劇賞受賞おめでとうございます。

 

さてそんな目覚めで朝を迎えたこの日、私はその坂本くん主演のブロードウェイミュージカル『ザ・ミュージックマン』を見に行ってきました。
梅田芸術劇場、関西住みの演劇ファンにとってはおなじみの劇場ですが、私はシアター・ドラマシティに見に行くことが多く、メインホールは約5年振りでした。
後ろのほうの座席でしたが、見え方に全く問題無く、シートもふかふかで長時間座っていても疲れないありがたさ。さすが梅芸。

作品はこれぞミュージカル!と呼べるシーンが盛りだくさんでした。
陽気で調子のいいセールスマンとガードが固く疑り深い司書の恋路を中心に変化していく街の人々。ハッピーな曲が多く、アンサンブルの衣装も華やかで終始ニコニコと観劇することができました。

それにしても坂本くんの歌唱力は絶対的な安定感で、良い意味で観劇中は上手いと思うことすら無くなってしまいました。しかもステップもお手の物といった感じで、そつなくこなしてるように見えるんですよね。スラッと脚が長いのでシルエットもとてもきれいで見とれてしまうのと同時に、段々生で見てると思わなくなってくるのが正直なところです。褒めてます。べた褒めしてます。

一番感動したシーンは最後の子供たちのバンドシーンでしょうか。純粋な心を持っている子供の役割は、こういった作品ではとても重要ですね。見ている観客も心が洗われるようです。その人の過去や本当の狙いを憶測で判断し罵倒する大人に対して、実際に自分はその人から何をしてもらったかで判断できる子供の心に色々と考えさせられるものがあります。
あと、もし他にも同じように感じた人がいれば嬉しいのですが、教育委員会の4人組を見て『Forever Plaid』の4人を思い出したりして楽しんでいました。

この日のカーテンコールで坂本くんに降り注いだ拍手には「受賞おめでとう」の思いがたくさん詰まっていたように聞こえました。私もその思いで目一杯の拍手を贈りました。

坂本くん、改めておめでとうございます。これからのご活躍も期待しています。